2012年9月30日日曜日

総合原価計算の基本問題

まず,「月初仕掛品 (60%)」とか「当月投入 (40%)」とか書いてあるが,このカッコ内の数字は,
「加工費」の掛かる割合を示している,と理解した方がいい。はじめ問題文を見ると,
「いったい何の数字なんだ?」と混乱するが,それは加工費の配分を示している。
例えば,加工費が100万円掛かっているとすると,

月初仕掛品( 60%)
当月投入(40%)

と書いてあると,それは 月初の仕掛の加工に60万円,当月投入した原料加工に40万円かかった

と理解してよい。

また,仕損は度外視法,とか,完成品と月末仕掛両方に負担,とある場合は

仕損分の数量は, 月中作業分の製造数量にカウントしない!

点に注意。つまり,ボックスを書いて,それぞれの原料費を計算する時,
仕損分の数量は当月製造数量の単価計算をする際カウントしない,
という事になる。

考えてもみれば,製品と月末在庫に負担させる,とあるので当たり前ではあるが...。とにかくこの点に注意!!!

そして,仕損品に評価額(処分価値)がある場合は,
当月製造費用から仕損品の評価額(処分価値)を控除した金額を当月製造費用とする。

さらに!

「完成品のみ負担する」という表現があった場合
完成品の製造数量に仕損数量を足し込んで単価計算をする


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