2012年3月15日木曜日

人の印象を操れ

最近仕事で思うのは,

「人間,印象で決めてるな」

とつくづく思う。これは調査研究レポートでも散々書いたが私たちは特に毎日の判断を,
どれも「特に根拠ありき」で意思決定している訳ではない(←こう思うのも根拠がないのだが)。
つまり,何となく決めている事が多い。

たとえば,メガネをかけている,おとなしそう,色白 = 仕事をまじめにする 
こんな感じで,何の根拠もない「思い込み」で私たちは印象を決める。
その印象に基づいて小さい意思決定を行っている。

この「印象」とはどのように作られているのかというと

人の「経験」から作られている。

私たちはいろいろなことを経験することで知識を得る。

そしてその知識は記憶内で印象を形成するデータとして蓄積される。

何でも,記憶内の言葉と言葉の間には「つながり」が存在するらしい。

その「つながり」は使用頻度によって強化される。例えば

赤 → 火事 → 消防車

といった感じで,人間がイメージするもの(まさにこれが「印象」)は
言葉がもつ意味とそれに伴って連想されるほかの言葉の組み合わせなのだ。

したがって
色白 + メガネ = 経理
      ↓
屋内 + 細かい =  経理

と推測できる。

こういったイメージ付けをどのように「自分」というブランドにしていくか。
「それが大切である」なんて結びなら,ほかのビジネス本で読んだ事がある結末になってしまう。

ここでは一歩踏み込んで,どうすればポジティブな印象をつけられるか,を書いていく。

まず,一番はじめに自分の第一印象を客観的に捕らえてみよう。

具体的には

自分は…
色白? 色黒? どちらでもない?
長髪? 短髪? 背が高い? 体系は? 歩き方は?
声は大きい? 内向的?外向的?

例えば色黒であるならば,その色黒という言葉はたぶん

色黒 → 海 → サーフィン → 女の子

さらにもっというと

海+サーフィン+女の子=乱交騒ぎ

といった感じで,悪い印象を持つ人もいるかもしれない。
もう一度確認するが,私たちが「実際にその印象通りかどうか」は無関係である。

むしろ,勝手な思い込みとも取れる「印象」によって,私たちは損をしている場合があるくらいだ。
しかしながら,現実問題この「印象」を味方につけなくてはならない。
そうするためには

短髪にして

短髪 → スポーツ → まじめ 

という印象で悪い印象を好印象に変更する。

この言葉が持つ印象を上記のように連想して,自分の印象をうまくコントロールすると
印象を味方につけることができるかもしれない☆


 P.S.
私たちはよく小さいころに「外見できめちゃいけません」「ちゃんと話を聞きなさい」
などど教育されたものだ。しかし,こういう教育をした人たちは大きな間違いを子供に教えている。

なぜならば,人間どうしても印象で物事をきめてしまうからだ。


例えば,街を歩く長髪・茶髪・ヒゲにサンダル履きの輩を見て,
「この人はまじめかもしれない」などどは思わないだろう。
(思う奴もいるかもしれないが,そう思う方はこの部ログで書いている対象ではない人だ)」


とにかく,この印象を決める言葉が持つイメージは結構個人のセンスによりけりなのは注意。